2026年5月、日本サニパックがゴミ袋を3割値上げすると発表しました。ナフサ不足の第2波がついに「家計の毎日」に入り込んできた合図、というワケです。家計負担増は4人家族で年間2万円とも言われていて、もはや「いつかの危機」ではなくなった感じ。以前urbankit.jpでナフサが止まると棚から消える日用品の話を書きましたが、あれはまだ「何が消えるか」の話。今回はもう一歩先、「じゃあどう変えるか」の話です。
で、ふと冷蔵庫を開けて気づきました。ジップロック、ラップフィルム、ペットボトル、紙コップ、ビニール袋──暮らしの中の「使い捨て」が、これからは少しずつ贅沢品になっていくんだと。じゃあどうするか。答えはシンプルで、「一生使う前提のGEAR」に切り替えていくしかないんですよね。ナフサショックを機に、僕自身が「これは本気でいい買い替えだった」と思った3つを紹介します。
食品保存を、半永久に書き換える

ジップロックが地味に値上がりしているのを、最近スーパーで実感している人、多いと思うんです。あの便利な保存袋、原料がほぼ全部石油由来なので、ナフサが詰まると真っ先に影響を受けるカテゴリー。
その代替で、ここ数年で一気にスタンダードになりつつあるのが、Stasher(ステイシャー)のシリコンバッグです。米国発のブランドで、食品グレードの100%プラチナシリコン製。電子レンジ・冷凍庫・食洗機、全部OK。耐熱220℃まで対応していて、湯煎調理にもそのまま使える。
そして何より、洗って何度でも使える。3,000回使ってもへたらないと公式が言っているレベルです。我が家でも導入から1年経ちますが、ジップロックを買う頻度が体感で5分の1になりました。色も柔らかいくすみカラーで、キッチンに出しっぱなしにしても景色を壊さない。スタンドアップ型(自立する)のMサイズが汎用性高くて、最初の1個に推したいやつです。
🔗 Amazon で見る → Stasher スタンドアップ Mサイズ
飲み物を、自分のマグで完結させる

ペットボトルもナフサ直撃カテゴリーです。これも「コンビニで1本買う」ことが、地味にコスト感ある選択になっていく時代。何より中身の水代より、ボトル代のほうがじわじわ上がっていく未来が見えてしまうんですよね。
僕が10年以上使っている解として推したいのが、Snow Peak(スノーピーク)のチタンシングルマグ450です。新潟の老舗アウトドアブランドの定番中の定番で、純チタン製・約74gの軽さ・コンパクトに収納可能・割れない・錆びない・金属臭が出ない。スペックを並べ始めるとキリがないんですが、要するに「一生使える前提でつくられている」マグ。
そして Snow Peak は製品の永久保証を掲げていて、自社製品は基本一生面倒を見るスタンス。これにオフィスでコーヒー、出張先で水道水、キャンプでスープ。1個で全部完結します。「マイマグ」ってちょっと意識高い響きあるけど、ナフサ時代には単純に合理的な選択だなと、改めて思います。
🔗 Amazon で見る → Snow Peak チタンシングルマグ 450
バッグを、10年使う前提で選ぶ

最後はちょっと値段が上がりますが、バッグです。これも「3年で買い替える前提の安物」をやめて、「10年使う前提のいい物」1本に切り替えると、長期で見ると圧倒的に得になります。
PEAK DESIGN(ピークデザイン)のEveryday Backpack v2。サンフランシスコ発のカメラ・ライフスタイルブランドで、urbankit.jpでは以前カメラストラップの話でも取り上げたお気に入り。特徴は2つで、1つは用途を選ばない設計:仕事・カメラ・1泊出張・ジム、全部1個で回せる万能型。もう1つが、ライフタイムワランティー(永久保証)。
僕は以前、同社のスマホケースが半年で割れた時に、ワランティーで新品をアメリカから無償で送ってもらった経験があります(請求は関税のみ、壊れた方の返送も不要)。一度この体験をすると、「修理じゃなくて新品交換が標準対応」って、製品への自信の表明でもあるんだなと、改めて思わされる。3〜4万円という価格は気軽じゃないけど、10年使う前提で割れば月300円。コーヒー2杯分です。
🔗 Amazon で見る → PEAK DESIGN Everyday Backpack v2 20L
まとめ
ナフサ不足という外的要因が、僕らの「買い方」を強制的にアップデートしようとしている感じ、ありますよね。値上がりの嵐に文句を言う前に、そもそも「使い捨て」を減らせるGEARに切り替えるという発想転換は、結果としてミニマルで美しい暮らしになっていく気がします。
道具を買うって、最終的には「会社を選ぶ」ことなんだなと、ナフサショックを機に改めて感じています。値段じゃなくて、姿勢で選ぶ。そういう買い物が増えると、自分の生活への満足度も静かに上がっていく、というワケです。
by KURO / model: Mao @TOKYO HANG OUT


